異常者しか登場しない本庄市5歳男児死体遺棄事件。舞台となった「不気味な家」とは

埼玉県本庄市5歳男児死体遺棄事件 時事(ニュース)

埼玉県本庄市の住宅で同居していた、世帯主で34歳の丹羽洋樹容疑者と内縁関係で54歳の石井陽子容疑者、そして30歳の柿本知香容疑者が、2022年3月5日、死体遺棄の疑いで逮捕されました。

柿本知香容疑者の息子である柿本歩夢くん(5)の死体を、床下に掘った穴に埋めた疑いです。

逮捕された3人とも、「今年の1月中旬ごろに男の子が死んでいまい、3人で穴を掘って埋めた」などと容疑を認めています。

亡くなった歩夢くんは、近所のラーメン屋で2時間正座させられて説教を受けるなどして、虐待が疑われ通報されたこともありました。その間、歩夢くんは食事を食べさせてもらえず、母親である柿本知香容疑者は、なぜか丹羽洋樹容疑者が男児に説教している様子をスマホで撮影していたそうです。

ラーメン屋の店主は、歩夢くんから通っている保育園を聞き出し、保育園と相談のうえ本庄市に通報したそうです。飲食店が客を通報するのはハードルが高いでしょうから、相当目に余る行為だったのでしょう。近隣の大人が歩夢くんを助けるチャンスもあったのに、救えなかったことが悔やまれます。




現場となった住宅は丹羽洋樹容疑者の自宅ですが、窓が黒いシートで覆われ、近所からは「不気味な家」と噂されていました。日常的に、虐待などの異常な行為があったのかもしれません。

自分で環境を選ぶことができず、母親と一緒に暮らすしかない5歳の歩夢くんにとっては、このような理不尽な大人の暴力・支配から逃げる術など無かったことでしょう。

どうしてこんな身体ばかり大人の幼稚な輩に、小さく弱く生きる術もまだ知らない子どもが殺されなければならないのでしょうか?

亡くなった歩夢くんの冥福を祈ります。次は、子供を守ってくれる優しい母親の元に生まれてますように。

歩夢くんの父親は?




柿本知香容疑者は、男児の父親に当たる男性と、2015年ごろに結婚しましたが、歩夢くんが生まれた後に離婚したようです。

知香容疑者の主張では、夫のDVが原因で逃げるように離婚したということになっていますが、夫側の主張では、DVなど無かったのに一方的にDVを主張されたとのことです。

どちらの主張が正しいのかわかる術はありませんが、DVから逃げたのだとしたら、より凄惨な環境に避難したのがなぜなのか、腑に落ちない部分もあります。歩夢くんの父親は、「妻は流されやすいタイプではあるんです。でも、こんなことをする人ではない……。3人は全員、人間失格です」と、逮捕された3人に対して怒りを露わにしています。

仮にDVが事実だとしたら、母子シェルターなど安全な場所に避難すべきです。知人を頼るにしても、丹羽洋樹容疑者と石井陽子容疑者を頼ったのは、柿本知香容疑者の判断ミスです。歩夢くんを守るべきだった母親が、虐待の様子をスマホで撮影などしていたのは許されることではありません。

事件発覚のきっかけは?




事件発覚のきっかけは、2022年1月20日、歩夢くんの母親である柿本知香容疑者が本庄市役所を訪れ、「保育園を退園する」と届け出たことでした。この時、柿本知香容疑者は本庄市の担当者に「長男は大阪の実家にいて元気」などと話しましたが、のちに、これが虚偽だったことが判明しました。

本庄市が保育園に確認したところ、歩夢くんが最後に登園したのは1月12日でした。この時点では、長男の様子に変わったところはなかったそうです。

退園の届け出後の2月8日に、担当者が再び連絡をとった際も、柿本知香容疑者は「大阪の実家で元気に生活している」と、同様の虚偽説明を繰り返しました。

本庄市では、長男の姿を確認できていないことから、柿本知香容疑者の実家のある大阪府和泉市に照会をかけました。和泉市が職員を派遣すると、柿本知香容疑者の母親は「娘とは8年ほど会っていない。孫とも一度も会ったことがない」と話し、柿本知香容疑者の嘘が発覚したのです。

これらの事実関係は、3月2日に、和泉市から本庄市に報告されました。本庄市は、埼玉県警本庄警察署に「母子家庭の子どもの安否確認ができない」と連絡し、直ちに捜査が開始されました。周辺の聞き込み捜査などにより、すぐに柿本知香容疑者と歩夢くんが住むとされる住宅が特定された。

それが、近所で「不気味な家」と噂される、黒いシートで覆われた丹羽洋樹容疑者の自宅だったのです。

この家に住んでいた丹羽洋樹容疑者・石井陽子容疑者・柿本知香容疑者の3人は、当初「朝起きたら、急にいなくなった」などと説明していましたが、その後「子どもを埋めた」と自供しました。自供に基づき床下を調べたところ、3月5日、土の中から歩夢くんの遺体が発見されました。

「不気味な家」に住む変わった家族の関係は?




近所で「不気味な家」と噂される、黒いシートで覆われた家に住んでいたのは、どんな人物だったのでしょうか。

丹羽洋樹容疑者(34歳)と石井陽子容疑者(54歳)は、内縁関係であると報道されています。

女性が20歳年上の夫婦もあっても良いとは思うのですが、珍しい組み合わせです。事件の残虐性とあわせて考えると、背後に複雑な事情があるような気もします。

実は、もともとこの家は、2010年頃には石井陽子容疑者がある男性と結婚して暮らしていた家でした。

その男性の母親と、石井陽子容疑者の父親も同居する、珍しい組み合わせの4人家族です。なお、この男性の母親は資産家だったとのことです。

しかし、石井陽子容疑者の夫であった男性は、数年前に不審な死を遂げました。

その後も、その男性の母親はこの家に同居を続けるのですが、石井陽子容疑者の新たな内縁の夫である丹羽洋樹容疑者も、この家で暮らすようになりました。

この時点で、この家で暮らす家族は、「石井陽子容疑者」「その父親」「新しい内縁の夫」「前夫の母親(資産家)」という非常に変わった家族構成となっています。




このころ、この家族である事件が起きました。石井陽子容疑者の前夫の母親(資産家)が、近所の家に、「あの女に殺される!」と駆け込み、警察沙汰になったのです。この事件をきっかけに、この家族は近所付き合いが無くなりました。

そして、その資産家の女性は、2017年ごろに、突然姿を消しました。

更に、それから1年もたたないうちに、今度は石井陽子容疑者の父親も、姿を消したのです。

それから数年後に、この家庭に転がり込んできたのが、石井陽子容疑者の知人である柿本知香容疑者と、その息子の歩夢くんでした。

床下から歩夢くんの遺体が発見された後も、警察は、更に穴を掘って何かを捜索しているそうです。姿を消した2人の老人は、果たして無事なのでしょうか。

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