札幌市2歳児衰弱死事件で母親の懲役9年が確定

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時事(ニュース)

北海道札幌市で2019年に発生した池田詩梨(ことり)ちゃんの衰弱死事件で、2歳の詩梨ちゃんを衰弱死させた罪に問われている母親の池田莉菜被告(23)について、最高裁判所は8月4日、母親の上告を棄却しました。
これで、池田莉菜被告については、懲役9年が確定することになりました。

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この事件は、詩梨ちゃんの母親である池田莉菜被告が育児放棄し、その交際相手であった藤原一弥被告(26)は詩梨ちゃんに暴行を加え、激しい虐待の末に詩梨ちゃんが衰弱死してしまったという許せない事件です。

母親は「衰弱死ではなく窒息死である」として裁判で争っていました。
検察側は、解剖医の見解などに基づき、「詩梨ちゃんは5月31日ごろには衰弱が進みぐったりした状態になり、生存のため保護が必要だった」と主張し、1・2審ともに有罪判決となっていました。

亡くなった2歳児の体重などからして、育児放棄の傾向があったことは疑いようがありません。母親も、その交際相手も、許せない事件です。

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