養子への暴行致死容疑で義父を再逮捕

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児童虐待 時事(ニュース)
児童虐待

今年の2月に、福岡県飯塚市と鹿児島市で子ども3人の遺体が見つかった事件で、父親の無職田中涼二容疑者が再逮捕されました。


もともと、下の子供2人への殺人容疑で既に逮捕・起訴されていましたが、今回は一番上の養子についての暴行致死容疑での再逮捕です。
養子については、これまで病死と考えられていましたが、虐待との因果関係が認められたようです。

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田中涼二容疑者には2度の婚姻歴があり、1度目の結婚は20歳前後の頃でした。この時の結婚相手は、後に「主婦ホスト漬け恐喝殺人事件」で逮捕される山本美幸被告です。元夫婦が、別の殺人事件を起こすケースは非常に珍しいです。

2度目の結婚は2017年ごろです。この時に、妻は、男の子を一人連れての結婚でした。

その後、2人の間に2人の子供が新たに生まれましたが、2020年の夫婦喧嘩を機に離婚。妻はアルコール中毒だったようで、包丁を振り回して流血事件になった末の離婚でした。

この時、妻の連れ子だった長男は、警察に対し「お父さんについていく」と答えました。実の母よりも義理の父を選択したくらいですから、きっと酷い母親だったのでしょう。

こうして、養子1人と実子2人の3人を育てる父子家庭が始まったのですが、ほんの数か月で挫折しました。田中容疑者が「子育てのストレスが爆発し、ひどい暴力をふるってしまった」と供述している通り、育児のイライラを養子にぶつけ、激しい虐待の末に、死に至ってしまったようです。
養子である被害児は、外出先でうけた大腿部打撲による外傷性ショックで死亡したとみられています。

3人の育児を一人で担うのは、大変な苦労だっと思います。しかし、罪のない子供にイライラをぶつけることは、許されることではありません。

実子2人は虐待されることはなく、虐待の対象は養子のみだったそうです。
子供が自ら実母より義父を選んだのに、このような悲しい結果になってしまいました。実の子と養子を分け隔てなく愛し、育てることの難しさを、改めて感じる事件です。

長男への虐待については、元妻との婚姻中にも、何度か児童相談所に相談があったそうです。虐待死を未然に防ぐことはできなかったのか、悔やまれます。

養子が死亡した後、遺体を自宅に放置し、田中容疑者は実子2人と最後の旅行に出かけました。旅行先の鹿児島県で無理心中を図り、実子2人は死亡しましたが、自身は死にきれず逮捕され事件が発覚することになりました。

信じていた父親に殺された幼児2人は、悲しみと絶望の中で亡くなったことでしょう。

罪のない子供3人を死なせたことは、到底許されることではありません。
自分の罪と向き合い、償うことを望みます。

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