虐待事件に占める養継父の割合について、ニュース記事で触れられていました。非常に興味深いデータが示されています。
厚生労働省によると、平成30年度に児童相談所が対応した虐待の加害者のうち、養継父母はわずか6%。最も多いのは実母で全体の約50%、次いで実父が約40%だった。血縁のない親子関係がある家族(ステップファミリー)の全世帯における割合を示す統計がないため単純にはいえないものの、虐待全体に占める養継父の割合は特別に多いわけではない。
イザ
一方、ステップファミリーに潜むリスクを暗示する数字もある。警察庁によると、同年の児童虐待事件での検挙者1419人のうち、養継父と内縁関係の父の合計は実母を上回る計393人。全体の約3割を占め、養継父らによる虐待が深刻化しやすい傾向も浮かび上がる。
虐待事件全体に占める養継父の割合は特別に多くはないものの、児童虐待事件での検挙者に占める養継父(内縁を含む)の割合は非常に多い。
つまり、養継父による虐待は、警察沙汰になるような事件に発展しやすい傾向があるということです。
ニュースで大きく取り上げられるような凄惨な虐待事件は、大半が母の連れ子である印象を持っていましたが、やはりデータにも表れています。
全ての養継父が悪いとはもちろん思いません。しかし、虐待に繫がりやすいデータがあるのも事実です。
子供にとって唯一の味方である母親が、再婚相手と一緒に子供を虐待するような事件も多く、ニュースを見るたびに許せない気持ちになります。
子を連れて再婚する親は、その再婚が子供の幸せにもつながるのか、相手の人柄などを最低限見定めるべきです。子供は親を選べないのですから、実親が守ってあげないといけません。
それができないなら、子を連れて再婚すべきではないと思います。
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