1年半ほど前に、江東区豊洲のタワーマンションで発生した3歳男児暴行死事件の裁判員裁判で、同居していた男性に懲役7年の有罪判決が出されました。
時事ドットコム
東京都江東区のマンションで2019年9月、同居していた男児=当時(3)=に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた渡辺雄二被告(36)の裁判員裁判判決が23日、東京地裁であった。西野吾一裁判長は「加害の意思を持って暴行し、失血死させた」と認定し、懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。
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この事件の被害児の母親は、会社勤めの傍らで育児漫画を描いており、ヤマダモモコの名前で「色気は分娩台に置いてきました。」という作品をインスタグラムで公開するなど、有名な方だったそうです。
交際相手の渡辺被告とは、お互いに一人ずつ連れ子がおり、男女と子供2人の計4人で暮らしていました。犠牲になったのは母親の連れ子で、母親が会社の出張で海外に滞在している間に起った悲劇です。事件当時、母親は、出張になど行かなければよかったと悲痛なコメントを出していました。
子どもから見ると、知らない大人と急に一緒に暮らすようになり、たった一人の味方である母親が海外出張で長期に不在になるのは、とても恐ろしかったことでしょう。
同居開始から8か月で虐待死に至ったようです。
被告は無罪を主張していましたが、事件前から骨折していたことや、溺死が偽装であることなどが裁判で明らかになり、有罪判決となりました。
この事件も、母親の連れ子が犠牲となった、大変痛ましい事件です。被害児のご冥福をお祈りします。
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