のびりんの不審者訓練の報道は別居親を差別するためのプロパガンダだ

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親子断絶 時事(ニュース)

静岡県湖西市の子育て支援センターのびりん(新居町)で、不審者の侵入を想定した訓練を開いたことが新聞に取り上げられ、物議をかもしています。

実子連れ去る不審者を想定し初訓練 新居の育児支援施設:中日新聞しずおかWeb
湖西市子育て支援センターのびりん(新居町)は、不審者の侵入を想定した訓練を初めて開いた。湖西署が協力し、センターの指導員を務める保育士...

緊急時の実践的な対処法を身に付けるため、センターが署に依頼した。生活安全課の村松寮(つかさ)係長が不審者役として侵入。離婚した妻との復縁を図るため、センターに預けられた実子を連れ去ろうとする想定で訓練した。

保育士らは幼児役と指導員役に分かれて参加。刃物を持って脅す不審者役に刺股で立ち向かったり、幼児役を安全な場所に避難させたりした。

中日新聞

大切な子供の安全を守る施設ですので、万一に備えて訓練すること自体は良いと思いますが、「離婚した妻との復縁を図るために実子を連れ去ろうと保育園に刃物を持って侵入する」という事件が頻発しているとは思えません。

大阪府の池田小事件のような、風化させてはならない重大事件をモチーフに訓練するなら理解できます。あえて「実子を連れ去ろうとする別居親」にフォーカスするのは、別居親が犯罪者であるような印象を植え付け、別居親を差別するためのプロパガンダのように感じます。

実親であれば、単なる不審者と違って、子供から実親の方に向かって走っていくようなケースもあり得るでしょう。訓練でそこまでシミュレーションできるものなのでしょうか?

不審者に特定の属性をつけずに、普通の不審者対策として報道すべきだと思います。

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